フランジバックがあってない適当なマウントアダプターで接続してみた ※FMA135の場合
天体写真屋さんには釈迦に説法な記事だけど、フラットナー付きの天体望遠鏡をフランジバックがあってない適当なマウントアダプターで接続した結果です(^^;
FMA135(フラットナー内蔵の撮影用ミニ天体望遠鏡)で星空を撮ってみたら周辺が放射状に星像が派手に流れる。
原因がわからないので、購入先のシュミットさんに写真を送って見てもらうと
「設計光路長55mmから数ミリ外れるとこのように像が崩れる現象が起こる場合がありマウントアダプターが怪しい」とのこと。フランジバックは広角レンズはミリ単位で周辺像がすごく悪化するけど、望遠はわりと雑でも大丈夫なので、天体望遠鏡も同じだろうと接続できればいいかとTマウントは持ってないからピッチ違いの電子マウントを流用したのが原因でした(^^;
望遠鏡のフラットナーはマルチ(使ううレンズに合わせて位置を調整するフラットナー)を使ってるので、数ミリズレても、若干の周辺像の悪化とあるくらいなので、ここまで影響があるとは思わなかった。
望遠鏡でもフランジバックは大切なんだなと今更ながら学びました(^^;
M4/3の場合は同35.75mmだけど、アマゾンで買ったのが25mmとかなり短い(たぶんいろんなM42レンズで無限がでるようにしてある?)。10mmの中間リングがあるので追加して使ってるけど、0.75mm違いでも若干の影響はる。なお光路長があってないADの方が中心部だけはシャープだった。
「銀河鎖」2025/04/21 23:34~
Askar FMA135 F4.5 EOS Kiss X9
ISO1600 120秒×10
ということでビクセンのEOS用Tマウントアダプターを購入。撮ってみるとちゃんと公称値どおりの性能が出ました。
※天体望遠鏡メーカーのTマウントならどこのメーカーでもEOS用は11mmの厚さなので光路長55mmをクリア。
基本的な「フランジバック(バックフォーカス)」と「カメラの接続方法」はスターベース東京のブログが詳しいです→こちら
Askar FMA135 F4.5 EOS Kiss X9i改
ISO1600 120秒×6 2025/04/27 1:40
FMA135のイメージサークルはAPS-Cのセンサーまでをカバーしていて、四隅は公称値どおりやや変形してるものの縮小画像ではわからないくらいシャープ。さすがアストログラフと言ってるだけはある星像で軸上色収差もほとんど無い。ただドシャープでなく、湿感のあるやや粘りのある星像でアンタレスから3等星くらいまでは適度に潤んでいて微星の球状星団はきれいに分解していて全体に嫌味が少ない。1等星のゴーストもなく良好。コントラストは若干弱いけど強調処理前提だとちょうどいい。
FMA135は軽いのでポタ赤でも1~2分ならOKだった。一眼レフでは外付けファインダーがないと対象がわからないので必須。ミラ-レスのLVブースト・ナイトモードでもあったほうが楽。構図調整に微動雲台がほしいところ(Kissのファインダーだと1等星くらい。OMDのLVブーストで3等星くらいまで見えて明るい星団は光芒でわかる)
※ピントがあってる場合。合ってないと拡散してビューファインダーでは星が見えない。
※ボールヘッドシュー雲台でカメラにファインダーのP25を追加)。
※この記事はYAMANONブログのFMA135編の天体関連をまとめたものです。
元記事
FMA135mm(1)アストログラフで風景写真
FMA135mm(2)コボーグと撮り比べ(風景)
FMA135mm (3)天体写真
FMA135mm:番外編 フランジバックがあってない適当なマウントアダプターで接続した結果

Askar FMA135 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒
FMA135(フラットナー内蔵の撮影用ミニ天体望遠鏡)で星空を撮ってみたら周辺が放射状に星像が派手に流れる。
原因がわからないので、購入先のシュミットさんに写真を送って見てもらうと
「設計光路長55mmから数ミリ外れるとこのように像が崩れる現象が起こる場合がありマウントアダプターが怪しい」とのこと。フランジバックは広角レンズはミリ単位で周辺像がすごく悪化するけど、望遠はわりと雑でも大丈夫なので、天体望遠鏡も同じだろうと接続できればいいかとTマウントは持ってないからピッチ違いの電子マウントを流用したのが原因でした(^^;
望遠鏡のフラットナーはマルチ(使ううレンズに合わせて位置を調整するフラットナー)を使ってるので、数ミリズレても、若干の周辺像の悪化とあるくらいなので、ここまで影響があるとは思わなかった。
望遠鏡でもフランジバックは大切なんだなと今更ながら学びました(^^;
M4/3の場合は同35.75mmだけど、アマゾンで買ったのが25mmとかなり短い(たぶんいろんなM42レンズで無限がでるようにしてある?)。10mmの中間リングがあるので追加して使ってるけど、0.75mm違いでも若干の影響はる。なお光路長があってないADの方が中心部だけはシャープだった。
「銀河鎖」2025/04/21 23:34~
Askar FMA135 F4.5 EOS Kiss X9
ISO1600 120秒×10
ということでビクセンのEOS用Tマウントアダプターを購入。撮ってみるとちゃんと公称値どおりの性能が出ました。
※天体望遠鏡メーカーのTマウントならどこのメーカーでもEOS用は11mmの厚さなので光路長55mmをクリア。
基本的な「フランジバック(バックフォーカス)」と「カメラの接続方法」はスターベース東京のブログが詳しいです→こちら
Askar FMA135 F4.5 EOS Kiss X9i改
ISO1600 120秒×6 2025/04/27 1:40
FMA135のイメージサークルはAPS-Cのセンサーまでをカバーしていて、四隅は公称値どおりやや変形してるものの縮小画像ではわからないくらいシャープ。さすがアストログラフと言ってるだけはある星像で軸上色収差もほとんど無い。ただドシャープでなく、湿感のあるやや粘りのある星像でアンタレスから3等星くらいまでは適度に潤んでいて微星の球状星団はきれいに分解していて全体に嫌味が少ない。1等星のゴーストもなく良好。コントラストは若干弱いけど強調処理前提だとちょうどいい。
FMA135は軽いのでポタ赤でも1~2分ならOKだった。一眼レフでは外付けファインダーがないと対象がわからないので必須。ミラ-レスのLVブースト・ナイトモードでもあったほうが楽。構図調整に微動雲台がほしいところ(Kissのファインダーだと1等星くらい。OMDのLVブーストで3等星くらいまで見えて明るい星団は光芒でわかる)
※ピントがあってる場合。合ってないと拡散してビューファインダーでは星が見えない。
※ボールヘッドシュー雲台でカメラにファインダーのP25を追加)。
※この記事はYAMANONブログのFMA135編の天体関連をまとめたものです。
元記事
FMA135mm(1)アストログラフで風景写真
FMA135mm(2)コボーグと撮り比べ(風景)
FMA135mm (3)天体写真
FMA135mm:番外編 フランジバックがあってない適当なマウントアダプターで接続した結果

Askar FMA135 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒
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