宵空の6惑星が並んでる。

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1月18日に金星と土星が視野円2.5度以内まで接近して、副鏡FC125の低倍率(25倍 2.8°)で同視野にみえて・・・見えてただけで惑星らしい姿にはみえませんでしたけど(^^;
金星が土星を追い越し土星のほうが高度がさがるのでそろそ観望シーズンも終了です。
今の宵の空には水星以外の惑星が勢ぞろいして見えています。

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見かけ上並んでみえるだけなねすが、なぜか惑星直列とトレンドにあがってますね(^^;
(軌道上ではバラバラで直列してません)。この状態は2月くらいまで続き2月下旬には水星も加わります(ただし水星・土星・海王星が薄明の空でみずらい。ちなみに前回は2022年。何百年年に一度とかではありません。かなり正誤ごっちゃになったニュースのようで(^^;)金星・火星・木星・土星の4つは明るいため肉眼でもしっかりと見えます。望遠鏡で見比べるチャンスなので都市部の公開天文台にでかけて見るのがおすすめです(都市部だと夜間凍結の心配も少なく安全にでかけられるので)。
※鹿角平天文台は標高700mで雪や夜間凍結の心配にしっかり防寒の必要がありあまりおすすめしません。


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海王星は魚眼じゃ写らず☓印あたり。土星はどんどん低くなっていきます。1月下旬には金星と海王星が並んで見えます。
2025.1/22撮影。

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土星は観望会開始時刻の19時には低空で16°しかありません(月末には10°以下に。極悪のシーイングで環がみえなないかも?)。3月には環の消失する土星ですが太陽に近すぎて見るのおそらく無理でしょうね。

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金星は19時の月末まで高度20°をキープし半月状に見えていて、3月下旬の内合にむかって形の変化が面白い時期になります。2月下旬には10°くらいまで高度が落ちますが三日月状で、色ズレで七色に輝く姿が面白いかも?

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木星は今が観望会シーズンで頭上で輝いています。20時頃の南中高度は70°をこえるので、鹿角平天文台の主鏡で天頂部は身長170cm以上ないと接眼部に届かず見ることができませんのであしからず(^^; 副境のFC125では見れるので安心してください。フーロライト屈折の安定したシャープな像は主鏡よりよく見えると評判です(笑)
近くには天王星もいます。海王星・天王星は小さな円盤状にみえるだけで普段の観望会でもほぼ見ない対象です(見たい方はリクエストしてください)

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1/12に接近した火星は今が見頃ですが19時に20°をこえたくらいで観望会時間ではまだ高度が低くみずらいかも? 冬は像が揺れてよく見えない季節ですが、条件がよければ白く輝く極冠や薄暗い模様がわかるかもしれません。

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