土星がまもなく見頃
9月9日に土星が衝(一晩中見やすい時期で真夜中に南中するので、観望会時間では衝を過ぎてからが見頃)となり、観望会始めには高度15°をこえて低いながら見やすくなってきました。
衝の頃は太陽-地球-土星がまっすぐに並び土星が輝いて見えます。7月の土星と比べると、土星の環に落ちた本体の影、土星に落ちた環の影がほぼ見えなくなっています。環の消失を控えて細くなった環は例年はあまり気が付かない環の傾きの年間での違いがよくわかります。変化に乏しく感じる土星ですが今年はよく分かる年になっていますので注目してみてください。
衝の頃には環が本体より明るくなる衝効果という現象があり環が細くても衝効果はおこりますが、今年のような極細の環ではどうでしょう? 1週間前ですがなんとなく本体の前の環があかるいような気がしないでもないですが(衝効果がおきたとしても環が細すぎてわからないとは思いますが(^^;)
PS:衝から2日後の09/12の土星。眼視で衝効果はわからないけど、モニターだと環が本体より明るく衝効果が僅かにおきているようだ。なお本体の中央が明るく見えるのは、サングリントと呼ばれる強い反射光らしい。
画像リンク先:国立天文台星空情報
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