BORG片持ちフォーク式赤道儀の樹脂ワッシャーの自己修理

長年使ってたBORG片持ちフォークが壊れたのは数年前。水平微動の軸を押さえている樹脂製のワッシャが劣化して脱落。垂直微動側のワッシャは残っているけど風前の灯火。このプラワッシャがないと微動ツマミを半回転回さないと歯車が回らない（アソビ大の状態）使えるけど素直に動かないので非常に歯がゆい。分解して直したいところだけどかなり特殊な作りで厳しい。BORG中川さんに聞いたところ、修理（この時点で生産中止品）は職人さんが引退しているので無理とのこと、（まさかそんな職人技で作っていたとはΣ(ﾟДﾟ)ｽｹﾞｪ!!）
仮に修理できても、新品以上の値段になるだろうとのこと。ということで片持ちフォークの自己修理（＾＾；

分解できない軸にワッシャの代替えということで思いついたのはOリング。軸経のサイズは☓（回すと浮き上が）で、一回り小さいサイズが◯だった。ただし抵抗が大きくハンドルがかなり重くなる。使ってるうちにへたるかなと思ったけど半年たっても全然へたらなかったので使うのは諦めた（＾＾；

次に思いついたのが、グルーガン （ホットボンド）。流し込んでいい感じだったけど数回回すとちぎれて役に立たず。でもこれはいけそうと自由樹脂で試してみる。60℃以上の熱で柔らかくなり、冷めると固まるポリエステル系のプラスチック造形材でプラ粘土とも呼ばれている。お湯で柔らかくして巻きつけるようとしたけど、巻きつける段階で冷えて固まってうまくいかない。ヒートガン（高温のドライヤーみたいなもの。排出温度が300～600℃でドライヤーは140℃）で、軸周り全体に流し込んで、熱いうちに爪楊枝で押し込みながら軸を回してならす？（巻き取らせる？）ようにしてみた。

この方法はうまく巻けない時は再度ヒートガンで溶かしてやり直せるのでかなり有効だった。使用したのは
DIYや壊れた物の修理に活躍！英国発！変幻自在の魔法のカード【FORMcard】フォームカード　日本正規品 プレゼント ギフト - 慶應式知育玩具、学習玩具専門店！で、適度の粘りと硬さだったと思う。ただ耐久性はそれほどなく使用頻度によるけど、半年くらいで削れて隙間が多くなるのでアソビがだんだん大きくなるので、樹脂足しをするよう（＾＾；
種類がたくさんあるのでもっと適した自由樹脂があるかもしれない？

PS：代替えの架台はセールでやすかったのでついAZ-EQ AVANTを買ってしまったけど（＾＾；