超新星2024gyと紫金山彗星(62P)
2024/01/15 0:21
60秒×16 ISO3200
miniBORG71FL×0.7(f280mmF3.9)
Canon EOS Kiss X9
彗星周辺は彗星核シグマコンポ画像を明レイヤー
山形県の板垣公一さんが1月4日に発見したNGC4216の超新星2024gyのそばを紫金山彗星(62P)が通るので、超新星と彗星を一枚に収めるチャンスと狙ってみた。miniBORG71FL×0.7(f280mmF3.9)で新星がどのくらい写るかと思ったら、埋もれることなくしっかり写っていた。71FLにマルチレデューサー0.7×DGT【7870】を組み合わせると、APSでも周辺がやや流れるのと明る星があると尾を引くので、フラットナーで余裕のない構図かどうしようか迷ったけど、明るい星が画角になさそうなのでレデューサーで撮影。地味な現象だけど超新星と彗星を一枚に納めたのは初めて。ここまで銀河の中の超新星の位置がはっきりわかる(探さなくてもすぐわかるように写ってる)のと彗星が写っている写真は他でも記憶にないので意外とレアな現象かも?
2024/01/15 0:56
60秒×18 ISO3200
主鏡35cm×0.75(1575mm F4.5)
Canon EOS Kiss X9i 改
NGC4216(10.3等 8.3'x1.8')は おとめ座にあるエッジオン銀河で始めて見て撮った。眼視(35cm)で思ってるよりかなり大きく伸びていて見ごたえがあった。 中心は恒星のように鋭く明るい。Ⅰa型の超新星はすぐ分かった。中心核と同等くらいまで明るく見え、たぶんもう12等くらいまで明るくなっているでは? 超新星を見るのはM101の超新星2023ixfの昨年の5月以来なので頻繁なのと思われそうだけど、その前は2014年(M82の超新星SN2014J)なので眼視で見れる超新星は稀な現象。
写真だとエッジオン銀河トリオも写ってなかなかいい感じ(自画自賛)。
2024/01/15 0:22 60秒×16 ISO3200
主鏡35cm×0.75(1575mm F4.5) EOS Kiss X9i 改
彗星核シグマコンポと恒星コンポを合成
紫金山彗星(62P)は、前回(1/4)とそれほど変化はない。写真では若干写りがいい感じ。眼視だと光芒の広がりが小さくなった。中央集光のある光芒。
超新星2024gyと紫金山彗星(62P)の近くにはおとめ座銀河団があり、銀河の花畑と新星・彗星を流し巡ったり、写真で同画角に収めたりして楽しめます(APSの300mmの場合は25日くらいまで。ただし26日が満月。画角端になるけど銀河鎖と62Pは22日ごろから29日くらいまで)。
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