暁の西村彗星 (C/2023 P1)
2023/09/07 3:44
60秒×10 ISO1600
EOS Kiss X9 miniBORG71FL×0.7(280mmF3.9)
西村彗星を初観してからも明け方の天気の悪さは変わらずなかなか夜に晴れない、晴れても東の低空が晴れなくてヤキモキしてたらやっと晴れた!
この日はεLeo(3等)に接近してしていて見つけやすい位置。εよりは暗い。コマ光度は4等かな? 双眼鏡で恒星をわずかに滲ませた感じで恒星と区別がつきにくい。高度が上がると尾が伸びているのがわかった。主鏡でコンパクトなコマ全体が翡翠色で非常に美しい。高度があがるにつれ薄明の空の色が混じって鮮やかさを増していく。視野いっぱいに尾が伸びているのがわかる(WS40mm/52倍 1.3°)。視野をたくさんの人工衛星が横切る。このところ深夜の彗星が見頃だったので明け方の空の人工衛星の数にあらためて驚く。
薄明始は03:43(高度7° )だけど、月明かり(下弦)があるので、高度が高いほうがいいから薄明中に撮りはじめる。薄明中なのでテストコマで見てもカブってるのでパッとしない。71FLの写真を強調すると尾の切断イベント(太陽フレアや高速太陽風が彗星に衝突し尾を引きちぎる現象)があったかんじで後方におおきなコブが残っている。写角いっぱいに尾が伸びている(だいたい5°)が、薄明中でこれなので暗夜であれば更に長いんだろうと思わせる。
2023/09/07 3:44
60秒×10 ISO1600
EOS Kiss X9i改 主鏡35cm×0.75(1575mm F4.5)
主鏡の方はテスでもいい感じも写りで現像が楽しみだ。主鏡の写真を現像すると尾が激しくウネウネとねじれているのがわかる。イオン・ダストのテールがほぼ重なっているのが残念。
晴れた!見れた!撮れた! pic.twitter.com/tVZ3Kt3t6v
— やまのん (@_yamanon) September 6, 2023
薄明がきつくなってきてからスマホでも撮影してみた。スマホだけでも彗星が写った(尾はさすがに写ってない)。ブレセペも写ってる。金星わきのM67(7.6)はさすがに写ってない。主鏡コリメート像が眼視で見た感じに近いかな。
天気予報を見るとこの後は晴れそうにないので終わりかな? 14日~18日あたりから夕方に見えるけど、日没1時間後に没。日没時の高度が9° 30分後の高度が3~4° 予想光度が3等級ではほぼ無理そう(^^; はたして大化けはあるのか(あって欲しいけど)・・・。
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