LAOWA Argus 25mm F0.95 MFT APOの星像

LAOWA Argus 25mm F0.95 MFT APOがいつの間にか生え（＾＾；　ネットを漁っても星像詳細がわかる画像がなくて（値段が値段だし）で躊躇してたレンズだ。早速　星を撮ってみた（ナノトラで追尾。露出はなるだけ合わせた）。

F2.8が境界で写りが変わる。開放でかなり星がにじむ。青ハロは皆無で驚く。滲んでいてもガリレオ衛星がわかる解像度に驚く。周辺の輝星はV字型にハロが伸びて変形。周辺減光も激しい。F1.1でもほぼ同じ。絞れば星像・ハロ・周辺減光などが改良していく。隅角の減光は最小絞りでも残る。中央部でF2　周辺部でF2.8あたりから文句のない星像になる。ゴーストは非常によく抑えられていて半月でも目立たない。外灯が入ってしまう星景で期待できる優秀さ。光条はF2くらいから0等星でではじめる。

開放の星像はひどいけど、全然ダメかというとそうでもなく非常に雰囲気のある星景が撮れる。この独特の雰囲気は、開放から難なく使えるF1.8あたりのレンズと選ぶのに悩ましいところ。ただ変形が目につく輝星はなるべく周辺に配置しないよう構図に気を使ったり、像をごまかすのにソフトフィルターの使用なども考慮したい。0等のベガと違い1等のデネブくらいだと開放でもソフトフィルターで変形も目立たないのでいけそうな気がするし（＾＾；

開放は恒星がかなりハロが出てちょっとだけ潤んだ独特な雰囲気のある星景。輝星の像をごまかすのにソフトフィルターを使うのもいいかも（どうせちょとたりないソフト描写だし（＾＾；）

LAOWA 25mm F0.95 　OMD-EM5MarkⅢ
F0.95開放　30秒　ISO800　ソフトンクリア使用

ゴーストは非常によく抑えられていて外灯があって躊躇するような場面でもレンズを向けられる（でないわけではないけどあまり目立たない）。

LAOWA 25mm F0.95 　OMD-EM5MarkⅢ
F0.95開放　30秒　ISO800　ソフトンクリア使用
F開放＋ソフトフィルターでも星像が破れてる。見慣れてる星の写真はちゃんとしてる写真ばかり見てるので
ここまでV字に暴れてる星野・星景は逆に面白いかも？　特に雲間からの星には効果的。星空が全部見えないチラ見だとこの暴れた星像がぴったり！？


※この記事はぴんぼけ日記の「LAOWA Argus 25mm F0.95 MFT APOのインプレ」から星の部分のみを再編したものです。昼間の描写などは→こちら


LAOWA Argus 25 mm F0.95 MFT APO マイクロフォーサーズ用 [LAO0236] 《納期約1−2週間》 - カメラのキタムラ


F1.2は高すぎるし同じ値段帯なら普通に考えたらこっちだろうな（＾＾；　WEBで見る限り周辺星像まで実用だとF2.8まで絞るのが妥当なところっぽい。