VIRTUOSO GTiのアライメント


適当なアライメント(ワンスターアライメント)でスマホで撮影してみた。思っているより追尾してない。同じように適当なアライメントしたAZ-GTiよりブレが大きい。水平・北を精度良くしないとだめなのかな? 追尾精度はこんなもんなのかな?  やはりスリースターアライメントできっちりあわせるようなんだろうけど、ベランダからだとそうはいかないんだよな。導入には影響があるけど追尾にはそこまで影響ないと思うんだけどな(自宅からだと基準星が惑星や月=見る対象なので)スマホの天体写真モード(4分コンポジット)ではブレまくりで合成移動許容範囲からずれてしまう10枚に1~2枚程度の成功率。AZ-GTiだと半分くらいはちゃんとスタック(コンポジット)していたから、プラギヤにしたりの低価格化の影響もあるかも? またAZより視野回転が大きい気がする。適当なアライメントではスマホ天体は途中の2分程度で強制終了したほうがいいかもしれない。

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miniBORG71FL×1.4(f560mm F8.2)+EOSKissだと4秒くらいが追尾の限界でブレないのは半々くらい。調子良く追尾する時でも8秒くらいまでだった。


ならばとスリースターアライメントして撮ってみた。ワンスターとは比べモノにならないくらい導入・追尾精度が良くなった(水平・垂直・直角からのズレなどを反映したアライメントパラメータを計算してくれるので水平とかあってなくても補完してくれるらしい)。導入は影響うけるけど追尾にはあんまり関係ないと思っていたので、こんなに影響あったんだとビックリ!  時々カクっと動くバックラッシュは依然としてあるので、4分コンポジットの成功率は半々くらい。
大阪ショールーム便り「その29~P130 VIRTUOSO Gtiで電視観望」を見ると3分程度のスタックで流れてないけど、最長が3分半くらいなので、このくらいが限界なのかも?(風が結構あって追尾が安定しないとのことだけど)。
PS:聞いてみたら、
1)電子観望で短時間で多くの天体を楽しむため
3)球状星団や銀河は3分もあればそれなりに見れる
2)視野回転のことを考えると比較的短時間の方が良い
3)露出時間が長くなると星像が肥大化したり像が流れる
とのことで、P130とMars-C(惑星用で写角も狭い1 /2.8型。)の組み合わせだとだいたい3分程度なんだそうです。
淡いとこを出すのに露出をかけると(電子観望では)冗長になるし、この辺(2~3分)がテキトウなところでしょうね。

アライメントについては、
「AZ-GTiの5つのアライメント法とツボと同期技」に詳しい。 VIRTUOSOも同じなので非常に参考になった。ここで注目は「右と上のキーでそれぞれ星が動いたのを確認してアライメントを終了させる」SynScanアプリで点滅してる右と上のキーだけを最後に使い終了させるというもの。基準星をセンターにいれたら、ちょんちょんと2回押せばいいと思ってた(ちょっと触るくらいでもアプリ的にはOK判定)きちんと動かすのがバックラッシュの対策法だそうで、これは知らなかったな。
あと思い違いをしていたのが同期。導入時にセンターになるよう修正した後に、導入OKすると同期するのかと思ってたらSync(同期)自体の機能はないんだって。「自動導入したときの方向キーでの修正量は、次の導入には影響しません。導入精度はアライメント時の精度で決まってしまいます」

ついでに「ポイント&トラック」は単にこれは、恒星時追尾か月追尾のON/OFFで、表示してる天体に向けてポイント&トラックをONにしても、座標とかの同期は全くされない(これも最初は誤解してた)。

もうひとつついでが補助エンコーダー
クランプを緩めて手動で動かした際にも継続して追尾を行う補助エンコーダーもなんだけど手動で動かして導入天体以外を見て、次の対象に向かわせると手動で動かした分だけずれた感じで対象天体が入らない。変だなとおもったら、アプリの設定で補助エンコーダーを毎回ONにする必要があった(常にOFFなので立ち上げるたびONにするよう。ついでに常にOFFになっているのは太陽)

時々カタと動いて星がちょっとジャンプするときがある。これはバッククラシュ? それにしてはガタ(あそび/クリアランス)が大きすぎない?こんなもんなのか、調整が必要なハズレかな? コントローラーを使わなくなった古いアンドロイド(SC-02C/Android 4.1)なのが影響してるってことはないよね?

参考→VIRTUOSO GTi マウントのガタ調整(非奨励)
相談するのが一番かな(^^; でも俺ハンドルをネジ止めしちゃたし保証外になってるかも?

PS:挙動不審な時は架台&アプリの両方をリセット(アプリのアライメントリセットと架台の電源OFFで)
詳細→AZ-GTi の怪しげなアライメント動作を糺す


AZ-GTi+ Pixel4aの天体写真モード
※AZ-GTiのセッテングは1スターアライメントと雑。やや流れて追尾してるけど半分以上はスタックできてる。77EDと鏡筒の重さは違うけどVIRTUOSOよりさすがに精度よい(^^; 

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カメラ雲台をつけて40秒追尾撮影。標準+短秒だとワンスターでも問題なく追尾。
10秒×4 F4.0 ISO400 TAMRON SP 45mm F/1.8  OMD-EM5MarkIII 2022/06/26 3:08


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