明け方のレナード彗星(2021/12/11未明)
なかなか夜明けに晴れずにいたらラストチャンスの11日に天の恵みか晴れ間が来た。
でも冬の天の川はほぼ見えない白んだ空。
上りたては双眼鏡でも見えず。3°をこえたころから見えだした。薄明始の頃が一番見えた。
写真も低空のオレンジカブりがひどく露出をかけられない。高度があがると薄明の青カブりでやっぱり露出をかけられないので短めの露出に枚数を多めに撮った。
M5(6.2等)より暗いけどかなり大きいので全体光度は明るい。肉眼光度にはなってるけど肉眼で見えず。
2021/12/11 4:21~ 30秒×4 ISO3200
miniBORG71FL×0.7(f280mmF3.9)
EOS Kiss X9
5cmファインダー大きな光芒。尾はわからず。
8cm双眼鏡でかなり大きな頭部と1~2°程度の淡い尾。
前回より大きくなったけど薄くなった印象(淡いというより引き伸ばして薄まった感じ)。
2021/12/11 4:46~ 60秒×10
ISO1600 主鏡35cm×0.75TS(1575mm F4.5)
EOS Kiss X9i改
恒星と彗星核でそれぞれコンポジットし合成。
主鏡でも同じ感想。中倍率で核がよく見える(低倍率だとコマが意外と輝くので見えない)。40mm(×52 1.3°)で視野いっぱいの尾とかなりでかくて揺れる頭部(低空でブヨブヨ&星が色ズレして肥大)が印象的。
結局、M3と接近の12/4が一番良く見れて撮れたような・・・その後に晴れなかったのが大きいけど(たぶん一番の見頃の週に見れなかったのは残念)。
2021/12/11 5:07~ 60秒×11 ISO1600
miniBORG71FL×0.7(f280mmF3.9) EOS Kiss X9
恒星と彗星核でそれぞれコンポジットし合成。
低空の影響は薄明始の空の明るさより大きく、夕方に見えだしてからづっと低空飛行が続く(薄明終で5°以下)のでこの光度より明るくなるとはいえあまり期待はできないな。
一番輝くだろう近日点 は2022年 1月3日。年末から急激に高度が下がり見るのも撮るのもは難しいだろうな。
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