経緯台追尾撮影でスマホで天体写真


出張観望会がありAZ-GTi(自動導入経緯台)を天文台から持ってきたので、 Pixel4aの天体写真モードで撮るAIコンポジットは視野回転をカバーできるのか? 試してみた。
画像

経緯台なので視野が回転するけど、カメラで直焦点の追尾撮影した場合はだいたい30秒程度は流れないで写る、ただし30秒でもコンポジットで重ねると視野が回転してしまうので、画像処理でコンポジットアンカーを二箇所にすれば数枚はコンポジットは可能だった。Pixel4aの天体写真は4分=16秒×15コマなのでどうなるか? 

画像

AZ-GTi+miniBORG71FL×UF18mm+Pixel4a天体写真モード
視野回転してもズレずにちゃんとコンポジットしている。コリメートで外周は流れてるのもあって経緯台の影響はない。お手軽撮影なら赤道儀すらいらないのか・・・AIコンポジット恐るべし(^^;
カメラアプリのアップデートでタイムラプスで見れるから回転がよくわかる。この動きを自動でコンポジットしてると思うと驚く。ついでに多少のブレもアップデート後は弾いて影響なくコンポジットしてくれてるのが恐ろしい(半々くらいの確率。カメラまかせなので処理が終わるまでブレコマが加算されたか減算されたか結果はわからない)。

画像

この経緯台の弱点が天頂付近。鬼門の子午線通過の天頂付近の変則的な追尾はやや流れた(動画で見るとカクカクとした階段状の追尾でこんな感じで動いているのを初めて知った)。残念ながら子午線通過の天頂付近はいまのところ流れて写ると思っていたほうがいい(1年前はまだ夜景モードで、その後のバージョンアップで天体写真モードに精度がUPして更にタイムラプスも追加になってと進化しているので今後さらに合成精度があがるかもしれない。もうすぐ6が発売だし・・・恩恵あるかな?)。

※PS:AZのアプリ「SynScan」はGooglePlay版ではAndroid11では動作しない。一時的な解決策は公式Webサイトで→https://synscan.en.aptoide.com
でもPixelだとうまく更新できないいんだよな・・・ もうAndroid12がリリースされてるんだけど・・・。なので観望会で使うときは古いアンドロイド機とかノートPC(Windows 版SynScan Pro)で使ってます。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック