有明の水平月

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地味な現象ながら、天文ファンの間でのみ話題の(^^; 水平逆転月(地方によって差異があります)が10月5日の明け方にみられるはずでしたが、残念ながら曇り+霧でみられず。ということで昨日10/4のほぼ水平月。傾きがわかるように町中の景色と一緒に撮った。電信柱は微妙だけど建物はさすがに垂直出てるだろうと思う(建物の屋根は排水で傾斜あり)。
詳しくは→ほんのり光房のこちら
とか中川光学研究室ブログの→こちら
5日は茨木の方は晴れて見れたようで、例えようがないほど素晴らしい水平月だったそうです。

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明け方の月は見る機会はあまりない&ここまでマニアックな現象でなければ、季節ごとに月の傾きが違いますのでぜひ見やすい三日月で弦の傾きをたしかめてみてください。かなり前に三日月の弦の傾きが季節で違うことを書いてます→水のたまらぬ秋の三日月
秋は「水のたまらぬ秋の三日月」で、春は「春の三日月は水がたまる」です。
「春は三日月のくぼみに水がたまるので、かすみがかかりおぼろ月夜となるが、秋には三日月に水がたまらないので、空はすっきりと澄みわたる」と伝えられています。月の傾きと季節感がよくわかりますね。
これは、月の通り道(白道)が地平に対して傾きが季節によって違うためで、秋分の頃は水平に近く、春分の頃は垂直に近くなります(明け方の有明の月は逆になります)。
三日月の傾き、特に春の水平月の傾きは目に付くので、その月がどっち上がりかで豊作や景気を占ったようです。
月の伝承のページに東日本を中心に各地の伝承が集められています(水平月はページの最後のほうです)。

話は脱線しますが有明の月というとこんなネタも→「鬼滅の刃」無限列車編の死闘は大正5年11月19日の未明か 「月齢23」からの考察
私もTVでみてましたけど発車してすぐ有明の月だったので、そんな真夜中に汽車がでるのか? 始発駅から乗り込んでるんだから三日月の間違いじゃないのかなと思った程度でした・・・深く考察すればネタになったのね(^^;

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