スマホとデジカメで星雲星団を撮り比べ

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アンタレス~M4
miniBORG71FL ×1.08(f432mmF6) EOS Kiss X9 60秒 ISO3200


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miniBORG71FL ×UF18mm (写角円 約3.1°)Pixel4a
合成F1.7 4分(16秒×15) ISO188
星団に関してはスマホも一眼も写り的にはあまり変わらないじゃないかと思う。


pixelの天体写真モードの写りがすごかったので、一眼レフにどのくらい肉薄してるのか比べてみた。カメラの露出は、ISOの数字を2倍にして露光時間を1/2にすると同じ明るさで、F数は数字が1/2で明るさ(光量)が4倍になる。1EV=1段/1絞り/ISO一段で半端数は繰り上げで、ほぼ同じ光量なるようにした(つもり)。スマホの感度は自動で調整できないので、過去例からISO120~800くらいとかなり幅があり天の川の中の天体や霞の空だと低感度、よく晴れた冬は高感度が多い。空の明るさでAEが効いていてF/Sは固定なのでISOが変化するんだと思う。一番多かったISO200をスマホ感度の基準にした。

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干潟~三裂
miniBORG71FL×1.08 f432mmF6  F6 30秒×2コマ ISO3200 EOS Kiss X9


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miniBORG71FL ×UF18mm  コリメート写角円 約3.1°
合成F1.7 4分(16秒×15) ISO132


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主鏡35cm ×XL28mm(75倍 0.7°)写角円 約0.6°
合成F1.7 4分(16秒×15) ISO138(M20)116(M8)
計算上は同じEV値なんだけど主鏡で大きく星雲星団を撮るとさらに暗い部分まで写っている。


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星雲は一眼レフより淡い部分が写らないが、合成F1.7が効いて驚きの写りだ。 赤い星雲の色乗りもいい。pixelは星空モードでもあまり感度があげないせいなのか、星の色がよく写るし背景のノイズも少ない印象。光学的にはF1.7が効いてる&コンポジットなどの画像処理でここまで一眼レフに肉薄させるのは素直にすごい。
同じ光学系の71FLを使って似たような画角になるようにした場合に、スマホとほぼ同じEV値(合成F1.7 4分 ISO200)だと、F6 60秒 ISO3200で同程度の写りかと思われる。スマホのRAW現像撮影値が露光+1だったので、カメラの方も+1増感現像している。ついでに主鏡で大きく星雲星団を撮るとさらに暗い部分まで写る。計算上は同じEV値で像の大きさだけの違うだけなんだけどそうはならない。
Kiss(APS-C)のISO3200は更にレベルを上がられけどPixelはこのへんくらいまでかな。合成F1.7が効いて星雲もかなりの写りだ。Kissより赤い星雲の色乗りがいいかも(^^;  pixelは星空モードでもあまり感度があげないせいなのか、星の色がよく写るし背景のノイズも少ない印象。
ここまで写ればそこそこ満足できる写りで遊べる。スマホはお手軽でよく写るけど露出が固定なのでこれ以上はどうにもならないけど、一眼レフは更に露出伸ばしたり天体改造したりとあの手この手が使えるので、ぜひ沼にどうぞ(笑)将来的にはセンサーサイズが大型化(現在の最大は1インチセンサー搭載AQUOS R6・・・もはや高級デジカメだろうあれは)や進化で、スマホ天体でもう十分だという写りになるかも??

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miniBORG71FL×1.08 f432mmF6  F6 120秒×5コマ ISO3200 EOS Kiss X9i改
一眼レフは更に露光できたり天体改造したりとあの手この手が使える


この記事はぴんぼけ日記のコピー記事です。

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