スマホで天体撮影に光害カットフィルターはありか?
暗夜/ISO141 明夜/ISO95 明夜/ASTRO LPR Filter Type 1ISO130
miniBORG50 ×UF18mm 暗夜はXL28mm pixel4a
スマホ(pixel)は16秒の短い露出なので都市部とか光害が多い場所でも、そこそこ撮れるかもと、オリオンに月齢10の月ががかかる春霞で小三つ星がはっきり見えない日に撮ってみた。結果として星空モードは、空が明るいとISOを下げているのでカブらないで撮れるけど星雲なんかは明るい部分しか写らない。暗夜と比べると、大星雲の上のランニングマン星雲は写っていない。当たり前の結果だけど光害が少ない場所にはかなわないな。ならば光害カットフィルターのASTRO LPR Filter Type 1(露出倍数は1.5くらい。実測で補正値+1.2)て撮ってみた。暗くなった分でISOは上がった。赤い星雲にはかなり効果があるが、青の星雲はほぼ写らない。LPRタイプ1なのは眼視用で持ってたからと効果がよりありそうなCLSあたりだと、露出2~3倍なので感度高めで使えそうだけど、カラーバランス調整がデジカメでも手こずるので、現像しなくてもそれほど違和感ない色調なのでこれで試した。
暗夜(ISO136) 明夜(ISO94) 明夜:LPR(ISO124) 明夜:LPR×3強調処理
miniBORG50 ×UF18mm pixel4a 暗夜はXL28mm
大星雲より淡い星雲ならどうかなと燃える木~馬頭星雲。暗夜にまさるものはないな・・・とはいえフィルターもほんの少しだけ(ないよりはマシな程度)効果がありそう。暗夜でもスマホでは写りにくいばら星雲とかに効果あるかも? アップデートで、星空モードに無限遠の使用ができるようになり、星空モードで撮った写真のコンポジットが可能になった→AFのみだったので視野内に明るめの星がないとピントが合わないこともあった。ピントが固定ができるようになり、ピント位置による画角の変化がなくなったのでPCでのコンポジットも可能になった。無限遠でのピント合わせはルーペとか用意しておきたい・・・この辺はコンデジと同じ(ズームで星を拡大しても荒れた像でピントは合わせにくい)。ついでに写角内に大星雲とか明るい恒星があるとISOが上がらないので、ISOも選択できるようにアップデートしてくれたらいいな(^^;
ということでコンポジットで3枚=4分(16秒×15)×3=トータル12分露出画像を処理したら月夜でも馬頭が絞り出せた。都市部での天体写真撮影と同じ様にフィルターやコンポジットは効果的だ。
スマホで天体写真では、都市部では淡い天体は厳しそうだけど、明るい星雲とか星団ならスマホ撮影でも十分楽しめそうだ。
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