天体スマホアダプターの改良と星像

スマホで天体写真が面白い。お手軽にここまで写るといろいろ撮りたくなる。問題があるとすると使いやすいスマホアダプターがない(あっても調整が面倒で性能を引き出せない)。汎用型の弊害なんだけど、多様なスマホやアイピースに対応するのでしかたたないところ(^^;

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ということで専用アダプターを作って改良(笑) ボーグのSD1XデジカメアダプターのBORG-M57用のスマホ台を作りました。
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機種専用ケースを買ってきて、使わなくなったデジカメ用リングにプラダンを貼りつける。M57リングのセンター出して、スマホレンズと合わせて両面テープで貼り付け。念の為サイドも布テープで止めて制作完了(何回も出し入れするのでちょっとやそっとにはズレないように、プラパテで隙間を埋めたりしてガチガチに止めてある。ケース縁は出し入れするのそのまま。ケースがTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材なので、手持ちの接着剤ではつかないので両面テープを使っている)。
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撮影前にスマホとアイピースの間隔を調整すればOK。アイピースによってはM57延長筒や31.7延長筒で調整。2インチアイピースはSD-2(残念ながら製造中止品)で使える。
どこかでM57ネジつきの(星が写せるスマホで一番ユーザーがいそうな)アイホンケースとか出したら売れるかも? (^^;

BORG/SD-1Xカメラアダプターはアイピースの隙間との調整がやりやすいのでおすすめです。M57ネジ以外の望遠鏡には変換ADを追加するようだけど・・・ついでにデジカメ・一眼レフの拡大撮影にも使えます(笑)

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カメラアダプターをスマホ用に改造すると、毎回左右上下の調整なしで光軸にほぼ正確に取り付けられるようなった。SD-1は被せ式なので眼視で構図を決めてからアダプターを被せて撮影できるので確認も楽。レンズ間隔はアイピースが同じならネジを締めとけばいいだけ。ピントも眼視で合わせてとけばいいだけだしほんとお手軽(バージョンUPで無限遠が選択できるようになったので、画面上で星が見えないような星雲とかも事前にピント合わせておけば撮影できるようになった)。コンポジットもカメラがやってくれるので、星空の下でほぼすべて完結してしまうのはすごい。
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子供のころボロボロになるまで見た図鑑と同じような写真がスマホでお手軽に撮れるんだもんそりゃ夢中になるよな。

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主鏡35cm×XL28mmpixel4a(写角円 約0.7°)
XL28mm(75倍 実視界0.7°)で、コリメート撮影はほぼ覗いている像が写る

筒(レンズや鏡)やアイピースの眼視みてなんとなくぼんやりわかっていた性能が、画像としてはっきりわかるようになった。実際に見る場合は周辺はそれほど気にならなかったりするけどね(^^; レンズやアイピースの組み合わせで性格が変わるので面白い。

BORG71FLでコリメートでのアイピース比較
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全般的にいえるのは広角視野アイピースは周辺が流れやすい。低倍率だとこれにレンズの性能が上乗せされる。
中倍率がレンズの性能のピークでアクロもEDもよく写る。60°前後の普通のアイピースは、写る範囲が狭くなる分だけ良像で平坦。ついでに写角円で写る。スマホ写角いっぱいに写る広視野アイピースは周辺星像の流れが目立つ。
オルソとか昔のアイピースの方がよく見える(のぞきやすくはないけど)なんて思ってたけど、考えてみればわかる話で実視野がせまいんだから、周辺はカットされてるわけで、良像のおいしいところを見てるんだものな。
画像は見え味の参考になるけど・・・実際に見て周辺が多少流れていても眼視ではそれほど気にならなかったりするし、画像を撮ってステラで確認すると星の位置が合わない=歪曲収差なんだけど眼視ではまったく気にならない(昼間の景色とかならわかるだろうけど)。惑星とか中心しか見ないものなんかは広視野いらないだろうし、逆に星雲星団なんかは周辺像が悪くても迫力ある広視野がよかったりと見る用途によっていいアイピースの定義が違ってたりする。いずれにしろ曖昧だった性能表現が画像として見れるのでわかりやすくなった。なおコリメート撮影だと周辺減光がすくなく平坦で、周辺までシャープがいいアイピースと単純。

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miniBORGだと15mm前後が、カメラレンズのFを越えなく(短秒露出のスマホではレンズFを越えないのが重要! Fが暗いとたちまち写りが悪くなる)中心部の良像でレンズの美味しいところ。無理してないのでアクロでも周辺までいい。

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低倍率でも周辺まですばらしい。45EDは名レンズと言われ続けているのがわかる像だ。ついでに円視野の写真って書き込みがしやすいくて、miniBORGで撮ったのとかはファインディングチャートに仕上げて見るのに便利。

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星列なんかアクロで滲んだほうが目立っていいかなとおもったけど、60アクロも結構良像・・・周辺がけっこう星像肥大してる。

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元祖miniBORGの50が、アクロとは思えない良像。周辺は流れてるけど中心部はクリアでシャープ。

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71FLにハイペリオン36mmは広視野なのに周辺までそこそこいい。

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賞月観星XWA20mmが広視野アイピースとは思えないほど周辺部がシャープ。そのかわりむちゃくちゃ重くて大きい。SD-2に入れるのに77mm筒を自作しないと無理でした。まったく手軽じゃないのであまり使いたくないかな(^^; 賞月観星ならもっと手軽に使えて視野の周辺まで良像のUF18mmあたりが、F数をスポイルせずよさそう。
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60EDはカメラでよく使ってたけど、周辺それなりに乱れるのね。60EDにマルチフラットナーをフルサイズをカバーするイメージサークルになるので、フラットナー+アイピースだとどうなるかな? ただお手軽感がなくなるし、アイピースには補正レンズがついてるし重ねないほうがよさそうな気も? いろいろやってみないとわからないな。スマホで天体撮影は。

賞月観星UF18mm - 賞月観星 楽天市場店
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ビクセン(Vixen) セレストロン オプションパーツ Nex YZ ユニバーサルスマホアダプター 日本語説明書 36094 CELESTRON 81055
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※この記事は「ピンぼけ日記」のYAMANON天体スマホアダプター(BORG-M57用)
天体コリメート撮影とアイピース
を再編してまとめた記事です。

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