ニセヒアデス(ポニアトフスキーのおうし座)

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趣味やおべっかで作られた失われた新興星座の一つのポニアトフスキーのおうし座
ポーランドの王家ポニアトフスキー家の紋章(おうし)に由来する。おうし座のヒアデス星団に似ている星の配置だったのも理由の一つ。
V字型に並んだ星の配列は、本当にヒアデス星団に似ていて,4~5等星の星列なので肉眼でもよく分かる。双眼鏡(7°)で視野いっぱいにひろがり納得する星列。ニセ・ヒアデスとかミニヒアデスとか呼びたいところ。西側にならんだγ・β星も一緒に視野にいれると、β星の上にパラパラとした星の群れのIC4665星団が見える。ニセ・ヒアデスのそばなのでニセすばると呼びたいところだけど、サマー・ビーハイブと呼ばれる(ニセすばると呼ぶ人もいるけど、ちょと貧弱なブレセペみたいに見えるので、サマー・ビーハイブのほうがしっくりくる)。
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また東に視野を一つ分くらい大きく動かすとちょと荒い感じのNGC6633と細やかなIC4756が3°ほど離れて並んでいるのがわかる。なお本家のヒアデスにも離れてNGC1647と1746の2つの星団が並んでいる。
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どれも大型の星団で双眼鏡で見るのがちょうどいい(望遠鏡なら極低倍率で)

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本家のヒアデスと周辺。2012年の撮影で木星や小惑星も写ってにぎやかでした。

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