ナノトラッカーで望遠撮影。

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ナノトラにアングルプレートを追加したので、望遠レンズでの撮影を試してみた。
非常にバランスが良く望遠レンズでも撮影の歩留まりがよくなっていた。
前回の結論は「過度の期待や欲張った使い方は向いてない。広角~標準レンズでで30秒~1分程度でふんわり撮るが吉」で、基本的は変わらないけど、アングルプレートを加えることで、望遠撮影の半分はダメだと思って試してみる価値があり。これで天体写真が面白そうだったら、機材を揃えていけばいい。

北極星を導入できれば一番いいのだけど、この機材を買う人は天文ファン以外も想定して、磁石とアングルプレートの角度のみでもおこなった。また旅先で手軽に星空がどの程度写るかなと、鹿角平のような天体に適した場所でなく、町中の外灯が邪魔な場所でテストした(旅先の宿の駐車場なんかを想定。レンズに外灯の光が入らないように注意が必要)

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磁石で適当に合わせた場合でも、固定の6倍の露出が可能だった・・・6秒ですが(笑)
町中ではこの露出でもカブリがでてきていてた。絞って星像を改善しても変わらず6秒。
磁石をナノに近づけると磁北が狂うのでやや離して合わせる必要があり正確に合わせるのは困難。
また、角度は北緯37でアングルプレートと2度違う。
そんな適当な合わせ方でここまで撮れるのは脅威というか、意外と適当でもいけるのねというのが感想。
広角なら1分は追尾できる計算になる。

北極星で合わせると60秒(1分)までOKだった。ナノトラの穴で合わせただけなので極軸ファインダーなどを利用すればより長く追尾できるはず。ただし撮影成功率は50%以下でこの重さのカメラ(望遠レンズ)だとちょっとした事で星がぶれる。ダメモトで試してみる価値は十分あった。もちろんちゃんとした機材のある人は面倒臭がらずに赤道儀で撮影したほうが楽(^^;

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7枚撮影したうちのブレなかった3コマをコンポジット。そこそこの成功率。この日は風はほぼなくモーターの負担角度とか微妙なものがあるんだろうな。



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