真冬の星空+OR

ツーリングマガジン「アウトライダー」2013年2月号には
鹿角平天文台が全面協力&監修した「真冬の星空」が載っています。
おそらくバイク誌では初となるポタ赤による星景撮影(2/1追尾)がぶち抜きです!
ぜひ本屋さんで!

ということで、誌面では書ききれなかった星空情報をお届けします。

取材こぼれ話はぴんぼけ日記で

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●星座の憶え方
ところで冬の大六角を結ぶ時に、どっちを結ぼうか迷うような同じ明るさの星が二つ並んでいるのに気がつくはず。
それがふたご星でふたご座だ。実は星座の結び方に決まりはなくどんな繋ぎ方をしても構わない(ただし星座の領域は決まっている)。この特徴的な二つの星だけでも構わないのだ。これなら星座も憶えられるでしょう? 更によく見るとふたご星からそれぞれ星の列が伸びていて「北」という字に結べる。なんとなくふたごが並んでいる姿に見えてきませんか? そうやって星座をバージョンアップさせていけばいいのだ。
他に気になるといえば冬の大三角の近くに綺麗に並んだ3つの星・・・
後は星の本などでどうぞ。

●冬のダイヤモンドの見もの
冬のダイヤモンドには冬の天の川が縦断しています(カペラ~冬の大三角のシリウスとプロキオンの間を流れています。夏の天の川と違い、微星がやたらに多い星域と言った感じで夜空に霜が張り付いたように見えます)。この周辺には肉眼でも見える星団星雲や見所がたくさんあり、青字の天体は双眼鏡で楽しめる天体です。冬のダイヤモンドから探し出せます。

まずは頭上で一番目立つ星木星をみつけます。木星は1年に1星座(星占いの12星座を)を移動していくので歳星の名もある。星空には再現性があり、今見ている星座にある木星が次に見えるのは12年後だ。その時見上げた星空にその時の思いも重ねて記憶して見てください。次にこの星空を見た時にその時の記憶が蘇ります。それが星列(星座)を知る喜びの一つ。それを知っている天文ファンの撮る星景写真はきちんと特徴的な星列が入っている。ただの星のある風景写真との違い。

なお2013年末には冬のダイヤモンドの真ん中あたりで輝き、冬の大三角と合わせて大十字を作ります。双眼鏡で見るとガリレオ衛星(ガリレオが発見した4つの衛星)を見つけることができる。天体望遠鏡で見ると木星の縞模様を見ることができますよ。

木星を見つけたらそばに輝く赤っぽい明るい星がアルデバラン。よく見るとV字の星の列になっているのに気がつくはず。それはヒアデス星団だ。木星のそばには更に、なんとなく星がゴチャゴチャというかぼーっと見える天体がある。それはすばる(プレアデス星団)

木星から目を下におろすとオリオン座がある。三つ星の下にある小三ツ星の真ん中に星のような星じゃないような光芒が見えたらそれがオリオン座の大星雲だ。ぜひ双眼鏡や望遠鏡で見てもらいたい天体の一つ。
なお三つ星も双眼鏡で楽しめる天体の一つなのでぜひレンズを向けてください。

オリオン座の下にはギラギラ輝くシリウス(天狼星)が目立ちます。双眼鏡でこの星を入れて下に下げるとM41星団。左に振ると とも座の二重星団
が見つけられる。肉眼では冬の天の川が濃い部分として光芒状で存在が分かる程度。
冬のダイヤモンドの東はもう春の星座。かに座のプレセペ星団の光芒がぼーっと見えています。

●鹿角平天文台のご案内。

利用案内
団体利用が原則ですが、当日他の団体の予約があり天文台が開いて入れば利用できます。まずは問い合わせしてください⇒http://www5d.biglobe.ne.jp/~Lyr/main/index_003.htm

●Q&Aで紹介してたペンシルボーグの詳細は⇒こちら

ツーリング適した光学機材は⇒こちら。双眼鏡からminiBORGまで。



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