木星&天王星が大接近
2010.9/15 0h29m FC125(f=1000mm)GH1 1/320&2秒(レイヤー合成) ISO400
オレンジ枠が上の写真の写角。視野円1.3(主鏡+40mm。×52。)
ステラナビゲーター9で作成しました
木星と天王星が大接近している。最接近は9/19だが前後1週間は1度程度の接近している姿が見られる。
昨日でも1度視野内にぎりぎり入っていたけど、さすがに端すぎ(^^;
この倍率だと木星の縞はみえるけど。天王星の円盤像はわからず一緒に見えているだけだけど
あまり見る
天王星の円盤像はちょいと過剰気味に倍率をあげると分かりやすくなる。天王星は視直径 3.7" 光度 5.7等で、
ガリレオ衛星とほとんど同じくらいだけど、まぶしい木星がそばにいないので明るく見えていた(^^;
ちなみに、ガリレオ衛星で一番大きいのはガニメデ (III)で、視直径は1.7秒 光度 4.6等。
太陽系に存在する衛星の中では最も大きく、惑星である水星よりも大きい。さらについでに木星は光度 -2.9等 視直径 49.7"
もう一つおまけに木星は 9/22に衝なので、ここ数十年で一番大きな木星です!
あまり話題にならないけれど木星も大接近中? なんです
同じ年でも、衝と合では地球の軌道分 距離が変わるので見かけの視直径は約1.4倍(面積で約2倍)変化します。
さらに木星の軌道はちょっと楕円なので、視直径は44秒から50秒まで12年周期で変化し、今年は木星が大接近の年です(笑)
次にこれほど大きな木星が見れるのは2022までありません(^^;
天王星も同じ日に衝ですが、こちらはあまりに遠く離れていて見かけの大きさはほとんど変わりません。軌道もちょっと楕円ですが接近したときで 3.6秒で、その差はわずか0.1秒です。
PS:
以下 ぴんぼけ日記の「天王星を撮ろう」のコピー記事です。かなりひらいて書いてるので、ツッコミどころが多いかも(^^;
天王星の名前を聞いたことはあるけど
ほとんどの人が天王星を見たり撮ったりするというのはなかなかないんじゃないだろうか?
かろうじて肉眼光度の天王星だが、見るにはやっぱり双眼鏡が必要(^^;
で、(双眼鏡で)みても普通の恒星と区別がつかない
撮影データーはこちら
今、木星と天王星が大接近していて、宵の空の南東の空(※真夜中には南の中空)にひときわ明るく輝く木星を見つければそのそばにある天王星があっさり見つけられるはず(^^;
天王星を見たり撮ったりした!というだけで、かなり自慢できますよ
今週末まで約1度(月の見かけの大きさが0.5度)の状態が続くので、接近してる姿をぜひ見て撮ってみてください。
コンデジ(夜景モードや花火モードの数秒のスローシャッターが切れるもののみ)の望遠側も写し止めることができます。
カメラを三脚に固定して木星に向ければOK
LUMIX GH1 14-45mm/F3.5-5.6
F8 6秒 2秒 ISO:1000(2010/09/18 0:14)/トリミング
望遠側は35mm換算で90mmの中望遠。木星のガリレオ衛星も条件次第でなんとか写る。
MFの方が気持ち衛星の分離がよい(^^;
まあ真っ暗な画面で木星の点光源のみでAFがほぼ合うのも凄いけど・・・
木星が明るいのでAFが効く場合が多いけど、無限モード(風景モードとも。だいたい山の絵のことが多い)があるなら、無限モードでした方がよい。AFで合焦してもライブビューがあるなら確認したほうがよい。GH1の場合ちょいと微調整が必要だった。
星を点で撮るより多少流してあげたほうが写りやすく高感度も必要としないのでおすすめ。
点でとるには標準ズーム&固定ではちょいと難しい。
実用高感度の低いGH1だけど、コンデジでは更にノイズが増えて、天王星がノイズにうもれてわからなくなる
と思われるので(^^;
miniBORG60ED(490mmF8.2)+GH1 (2010/09/18 0:06)
ISO2000 1/4 ( レイヤー合成の木星 Iso100 1/60)
デジタルと高感度の恩恵で固定でもよく写ります。
レイヤー合成の木星も固定で縞がしっかり写ってるのには驚いた! 木星は今年大接近中です(笑)
望遠レンズや望遠鏡に接続できるカメラだとガリレオ衛星なんかも写るっ更に興味深い。
これも固定でOK! 望遠レンズ(望遠が使えるようなカメラ・・・つまりネオ一眼やデジ一などです)だとガリレオ衛星もしっかり写ってくるので、できるだけ高感度に設定してブレないシャッタースピードを探して何枚も撮っておけばいいだけ。ファインダーで天王星はおそらく見えないけど大丈夫。
木星をセンターに入れれば天王星も一緒に写っています。
ステラナビゲーター9で作成
木星をセンターにいれて縦位置で写した場合、たとえば490mmの超望遠の場合、4/3(フォーサーズ)なら今週末の9/25。APSサイズのデジ一なら10/1まで天王星が写角に入ります。200mm望遠なら10/20あたりまで同写角に写りこみます。
写真的には写ったというだけですが、木星と天王星の接近は13~14年ごとで、次回は太陽がそばにあり見えないので、実際は2037年までないので、ぜひこの機会に写しておいてください。
PS:
今週天気が悪くて撮れなくても、今シーズンはもう一度チャンスがあり2011/01/05に再び大接近する。
この記事へのコメント