天体を導入して見よう。星空指令! アルビレオをつかまえろ!

天体望遠鏡は、買ってすぐ使えるものじゃないので、Cさんはいきなり望遠鏡を買わないで、手作り望遠鏡スピカで星空に慣れ親しんだのがよかったと思うよ。
天体望遠鏡で見てみたいものは、月や土星が上位だけど、月は誰でもわかるけど土星はそうでもない。いくつかの目印になる星を知っていないと望遠鏡をどこに向けていいのかわからないんだ。自動導入の望遠鏡なら知らなくてもと思うかも知れないけど、やはり基準星を季節ごとに憶えておかないと使えないよ。

それじゃ天体導入の仕方のおさらい。

1)望遠鏡の筒を見たい方向に向ける。望遠鏡の後ろから筒の先を見て目的の星の方に合わせる。できたら筒の先に目印になる突起を貼り付けておくと判りやすいよ。
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2)ファインダーに目的の星が入っているのを確認して、望遠鏡をのぞく。注意しなければならないのは、ファインダーも望遠鏡も上下が逆さまな倒立像。星の本や星図なんかは肉眼で見たときと同じ向きの正立像だから慣れが必要なんだ。
とても明るい木星や月と違い、ファインダーの中は似たような星がいっぱいでどれがそうなのっておもっちゃうよね。でもじっくり見れば、ちょっと明るい星とか二つとか三角に並んでる星とか、それぞれ特徴があるのが分かるはず。最初はよく分からなくても何回も見てると見慣れて「星を見る目」にCさんの目もなってくるから大丈夫だよ。

ところで、自分の望遠鏡の視野はどのくらいか憶えておこう。視野がわかっていると、自分の知ってる星を入れて、その近くにある星を入れる時の目安になるからだ。なお、付属のアイピースは目をかなり近づけないと視野が見渡せないから、できるならメガネを外してのぞいた方が広くみえるよ。
65アクロプラのファインダーは約5°ファインダーは目的の天体を望遠鏡の視野に入れられるようにするための広い範囲が見える。
この°(度)ってなにと思うかもしれないけど、星空の広さは度で表すんだ。手を使うとだいたいの度がわかる。手は星空のものさしになるんだ。
腕をいっぱい伸ばした時のグーの幅が約10°チョキは約5°パー約20°だよ。
ファインダーは約5°なのでチョキだね。広い範囲が見えるといっても星空の中ではかなり狭い範囲しか見えないのがわかると思う。ちなみに月の大きさは0.5°思っているより月は小さいかな?
参照:星空のものさし
http://www5d.biglobe.ne.jp/~Lyr/working/index_008.htm

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7月27日の夜中。日付の変わった28日の0時40分の月とすばるの様子。
月の高度は約10度とかなり低い。ちょっと遅い時間だから、起きてたら月に望遠鏡を向けて見よう。すばるが同じ視野に見えているはず。視野円は65プラと付属アイピースで見た広さ。


さて、星空指令その1。
白鳥座のアルビレオ確保作戦!
参考星図
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夏の星空にある夏の大三角は分かるんだよね? その三角の一角をになうのが白鳥座のデネブだ。
白鳥座は北十字の別名があるように十字の形に結べる。その一番南端にあるのがくちばしの星がアルビレオだ。3等星なので、都市部では微かにしかみえないかもしれないので注意して探してみてね。
その星が見つかったら、望遠鏡を向けてみよう。
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この星図の中で一番明るいのがアルビレオだ。わざと中央にはいれてない。

アルビレオ付近をファインダーでのぞいてみると、同じ様な星があるように見えるけどアルビレオが一番明るい。これかなと思う星を中央に入れて望遠鏡をのぞいてみる。接近してる二つの星見えたらそれがアルビレオだ。星の色をじっくり堪能しよう。
もし違っていたら、もう一度ファインダーで確認して、これかなと思う星を中央に入れて望遠鏡でのぞいてみてね。

ちょっとハードルが高かったかな?

アルビレオが分かったら、今度は彦星の方(南)へファインダーをのぞきながら動かしてみよう。アルビレオが端の方になると、二つ並んだ星が端の方に見えてくる。その方向へ、ファインダーの視野二つ分くらい動かすと、まるでハンガーのように並んだ星列(Cr399/コートハンガー)が見えてくるよ。都会や双眼鏡でも楽しめる明るく大きな星列なので、ついでに探してみておいてね。
星のきれいに見える場所にいったなら、北十字の要の星=γ(ガンマ)星(クロスが交差してる所の星)をファインダーでのぞいて見よう。γ星を取り巻くような円弧の星の列と天の川の微星が視野いっぱいに広がってとても見事なんだ。

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白鳥座ガンマ星の冠。一番明るいのがγ星。それを取り巻く円弧の星の列は都会でも見えるが、周りの微星がみえないので、魅力は半減してしまう。

ファインダーあっちこっちのぞいて、星と違う天体が見えたら望遠鏡で確認してみると、星雲星団だったりするので、そんな探し方でもいいけど、知っている星から探していった方が多分楽だと思うよ。

こうやって、知ってる星を足がかりに少しずつ星の世界が広がっていくんだ。

このページの星図はステラナビゲータ 7(Copyright 2006 AstroArts Inc.)で作成しました。

この記事へのコメント

ちびさる
2008年07月23日 00:02
>腕をいっぱい伸ばした時のグーの幅が約10°チョキは約5°パー約20°

これとっても参考になります。
今夜は無理だけど頑張って探しますね。
やまのん
2008年07月23日 00:23
デネブからアルビレオまで約22度(パー1個)。デネブから織姫も約23度(パー1個)だよ。アルビレオから織姫が約15(グー+チョキ1個づつ)彦星までが約19度(パー1個)だよ。
3等星は都市部だと天気のいい日じゃないと見れないから、そんな日に探してちょ。星は逃げないしね。
ちびさる
2008年07月24日 01:50
場所は確認できました・・・。
真上にある_l ̄l○
今日は肉眼でしか見てませんが、今度は望遠鏡で見てみます。
やまのん
2008年07月24日 20:45
天頂はカメラ脚の死角だからね。
21時ごろに見やすいと思ったんだが、
意外と遅くに見てたのね。
アルビレオは初冬まで見やすいから
あせらず見てやってちょ
ちびさる
2008年07月25日 01:42
21時ごろだと街灯りが明るすぎて・・・
あと、雲も出やすいって難点が_l ̄l○

まぁ、ゆっくりやってみます。

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